2005年 初釣行


待ちに待った春が来た。

海にせよ、川にせよ、釣り人にとってはタマラナイ季節である。

私は長いことほったらかしにしてあったタックルケースを開け、ロッドケースから竿を取り出し、
未だ見ぬ今年の釣果に思いをめぐらせ、いそいそと仕掛けを作り始めた。

今年こそ肉厚ででっかいカレイを釣りたい。
ホーム漁港は長部だが、秘密の場所は足場が悪くて危険だし、どこか近くて安全で釣れそうな場所はないものか?
私は去年の釣り雑誌のバックナンバーを漁り、漁港情報を探し回る。時に「達人の仕掛け」なんぞを手帳にメモりつつ…
すると、"広田漁港"の名が目に留まる。おおっ、長部にも近いし、その上なんとも魚種が豊富そうではないか!
私は口の半分だけでニヤリと笑い、雑誌で見つけた「段差バリ仕掛け」の量産に励んだ。

初釣行は薄曇りの小春日和。久々にループ橋を通り抜け、山道を抜けて陸前高田に出る。
広田半島の細い山道を抜けると、やがて広田漁港に出た。

おおっ、なんとも釣り座の多そうな漁港ではないか! さてさて、どこで竿をだそうかな〜♪
迷ったあげく戻りガレイは港外からの船道を通って来ると考え、外洋側の防波堤に釣り座を構えた。
潮はおよそ上げ七分。風は北西。海面が波立って、濁りがきつそうだ。
私は自作段差バリに丁寧に青イソメを付け、船道のカケアガリ目指してフルキャストした。

竿3本出してあたりを待つも、一向に気配なし。つーか心なしか風が強くなって来た様な気がする。
ウーン、エサ代えてみるかなーと船道のボトムに落とした仕掛けの竿を巻き上げてみると…
あら!?やたらと重いじゃないの? ヤッベェ根掛かったべか? いや違う!お魚ちゃんでちゅー!

渾身の力でリールを巻き上げると平べったい魚影が顔を出した。 カレイだっ! しかもでかい!
慎重に引っこ抜いてコンクリートの上に転がすと、尾びれを跳ね上げて暴れまくる。なんという力強さだろう。

 

体長36センチのマコガレイ。
段差バリの上バリを呑み込み、下バリはお腹にがっちりフッキングしていた。まさに狙い通り!

ウッシッシさあ2投目だ!釣るゾォ〜 と仕掛けとエサを付け直してフルキャスト。
糸フケをとってドラグフリーにした途端にポツリポツリと雨が降ってきた。
ありゃ? いつの間にか頭上に黒い雲が…しかもなんか風が更に強くなってきたなーと思ったら更に雨が激しくなってきた。
こりゃいかんばいッ と車に避難する。ちょうど満潮で波の動きが…ち、ちょっと激しすぎるって ああっ
風で置き竿がゴロンゴロン転がってくし、やばいやばいッ
雨の中を、竿の回収に走る。ずぶ濡れになりながら全ての竿を回収し、車に戻った途端に雨がピタリと止んだ・・・・。

・・・・さ、帰ろっかな。
諦めきれずに近場の漁港も覗き、ホームの長部にも行ってみたが、また雨・風ともに激しスギ。
風裏になるポイントも見つからず、「道の駅」で一息つく。
産直を覗くとアジのひらき3枚入りを発見。あ、シロギスのひらきまである!しかも安いし!

お土産抱えて帰宅。
カレイは煮付けにして食べた。肉厚で美味かったけど、ちょっと煮締め過ぎたかな〜
後で調べたら、煮魚は煮汁をフットウさせてから入れるのではなく、汁に入れた状態で火にかけるのが正解だそうな。
カレイは腹を下にして、その下に菜っ葉かなんか敷いとくとイイらしい。
で、ひっくり返しちゃイカンそうな。落し蓋で全体に煮汁を行き渡らせる感じ。
火にかけて7〜8分、あとは余熱で5分ほど。そうするとフワフワの身の状態で食べられる。
もともとそれほど煮汁が染み込む魚ではないので、煮汁はたっぷりかけて食べるとか。

次に釣ったら、試してみようかな。ま、何時になるかわからないけれど・・・。



(5/11 05')
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