20年ぶりにガンプラを作る! その1



初めてプラモデルを作ったのは6歳の時。
マブチモーターと電池を入れると走り出す、真っ赤な1/24 ランボルギーニカウンタック LP500Sだった。
無論、走り出す、と言うのは上手に作った場合であって、当時のワタシにには接着剤の加減さえも難しく、
タイヤから何から全て接着剤でガチガチに固めてしまい、走るどころか、全く動かぬカウンタックを放り出し、
ずいぶんと落胆したのを覚えている。
当時はスーパーカーブームとやらで、駄菓子屋には色んなモデルが並んでおり、折に付け、キットとモーター、
電池をセットで買って貰い、やっと走る車を作れるようになっては嬉々として、級友と遊んだものだった。

ブームの熱も覚めやらぬ1979年、革新的なテレビアニメが放映される。
『機動戦士 ガンダム』なるそのアニメは、それまでのヒーローものと異なり、実に写実的なリアル感を持って
当時の子供たちに衝撃を与え、翌1980年、ガンダムのプラモデル、通称『ガンプラ』発売に至っては、
宇宙戦艦ヤマト以上に子供たちを熱狂させ、矢継ぎ早に発売される新作を、我々は競い合っては作り、
色を塗り、見せ合ってはまた触発され、知らぬ間に互いに切磋琢磨して、その技術を磨いてきた様にも思う。

中学を境に、『ガンプラ』を作る機会はどんどん減っていたが、成人してから後、やはり好きで模型誌を
毎月購読していたワタシは、時に1995年、画期的な『ガンプラ』が発売になったことを知る。
"マスターグレード"なる称号を付与されたそのシリーズは、1/100スケールでありながらそのプロポーション、
精密度、完成度、どれをとっても最高の出来であり、従って価格もそれなりだが、とにかくスゲェものが出来た!
と、感嘆し、早速手に入れたものであった。

今回製作するキットはその当時購入したモノ。ホントはトリコロールカラーの"RX78-2"が欲しかったのだが
売り切れてたのでRX78-3を買ってきた。塗装が違うだけだから、塗り直せばいいやと単純に考えて購入したと記憶する。
ともあれキャラクターモデルの塗装は、車やバイクなど、身近にあるそれとは趣を異にし、如何におもちゃっぽく見せず、
如何にに重量感や質感を、それっぽく見せるか、というのが重要なポイントである。
今回は雑誌の作例でもお馴染みの、『MAX塗り』(MAX渡辺氏考案の塗装法)で塗装し、
20年ぶりに作るガンプラが、どれだけ進化して面白くなったか、ぜひ検証してやろう!というのが基本コンセプトである。



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今回作るのはこのキット。10年以上前に入手したモノ。


最近のガンプラは"スナップフィット"と言って、接着剤無しでここまで組める。
仮組みしてバランスを見た後、もう一度バラす。車に比べて部品数が多いナァ〜。
1/100のフィギュアも付属。姿勢が不自然なので、腕を切り離し、エポパテで新造。


せっかく作ったので、他の1/100キットのフィギュアと共に、シリコンで複製型を作る。
オリジナルと、複製品。細かいディティールまでくっきりと複製できた。
塗装のために真鍮線を刺し、シリコンの欠片に突き刺して、プラサフを吹く。


フィギュアを入れる、コアファイターブロック。スジ彫りは彫りこんで深くしておく。
ハッチが少し、スカスカすぎるので、プラ板でコンソールパネルをそれらしく新造。
塗り上げたフィギュアをコアファイター内にセット。完成すると殆ど見えないけど。


ハッチ回りをマスキングして、プラサフ(プライマーサーフェイサー)を吹く準備をする。
プラサフを吹いて乾燥させる。全体の面が出ているか、ヒケが出来てないかをチェック。
#600の空研ぎペーパーで研ぎ出して、スジ彫りを軽くさらい、塗装準備終了。


ここから本格塗装作業に入る。先ずはベースグレーで全体を満遍なく塗装。
次にかなり薄めたホワイトを、エッジを残すように少しずつ吹き、重量感を高める。
青く塗るところ以外をマスキング。クリヤブルーに蛍光ピンク等を少量混ぜて吹いた。


続いて赤く塗るところ以外をマスキング。塗り分けラインが食み出ない様に慎重に。
クリヤオレンジを一旦吹いてから、クリヤレッドを吹く。発色や質感がとても良い。
同様の段取りで、全てのパーツを塗装していく。塗装しやすいように持ち手をつけた。


先ずはベースグレー(限りなく黒に近いグレー)の塗装。あくまでも薄く、少しずつ吹く。
全て吹き倒すのにエライ時間が掛かったが、焦りは禁物。吹き残しがないか確認する。
続いて”ガンダムホワイト”の調合。少しムラサキがかった白なので、クリヤカラーを使う。